5.本冊 中級 の説明

中級に関しては、著者による「ヒント&ポイント」がホームぺージに掲載されています。
1課ごとの教え方ガイドに加え、4課を例として「授業展開例」が記されていますので、詳しくはそちらをご覧ください。また、その他にもさまざまな資料がありますので、参考にしてください。

◆中級「ヒント&ポイント」
◆学習項目の50音表
◆「できること」各国語版
◆【できる!】
◆語彙訳各国語版

ここでは『できる日本語 中級』1課を例に挙げ、「初級/初中級」と比較しながら、構成と授業の流れについて簡単に説明することにします。

■「初級/初中級」との違い

  1. 20課仕立てであること
    「初級/初中級」は15課になっていますが、「中級」は20課あります。これは、
    15課あたりからは上級レベルの内容になっており、自然に上級にスパイラルに展開できるような構成になっています。
  2. 【聞いてみよう】がないこと
    【話してみよう】はありますが、その後【聞いてみよう】というパートはありません。「中級」では、チャレンジするタスクの種類も増え、構成やアプローチも少し違っています。
  3.  タスクの数が4種類あること
    ※ここでは簡単に紹介するに留めます。「本冊」11ページに詳しい説明があります。

    • <こんなときどうする?>
      ある場面・状況において、日本語でどう行動するかというタスクです。誘う、依頼する、アドバイスをする/もらう、問い合わせするなど学習者が生活の中で出合う機会の多いやりとりを取り上げています。
    • <見つけた!>
      ある状況でポスター、パンフレット、記事などを読むタスクです。必要な情報を読み取ったり、内容を理解したりするタスクです。
    • <耳でキャッチ >
      ある状況でニュース、会話、インタビューなどを聞くタスクです。「必要な情報を得るために聞く」(天気予報、車内放送など)、「会話に参加するために周りの人の話を聞く」(友達の会話など)、「情報・知識を広げるために聞く」(専門家の話など)があります。
    • <伝えてみよう>
      自分の経験や紹介したいこと、意見を日本でどうやって表現するか考え、固まりで語ります。わかりやすく紹介する、比較しながら説明する、相手の意見を受けて自分の意見を述べるなどがあります。これは、初級・初中級の【話読聞書】と同じ役割です。
  4. 【知って楽しむ】があること
    これは各課のテーマに沿った内容の読み物です。読んでおもしろい、誰かに話したくなるという視点で選びました。また、【知って楽しむ】を読むことで、新しい情報や知識を得て、考えたり調べたりするきっかけになるようにと考えられています。
    ※『たのしい読みもの55』の第2部「日本を知る」の中級版です。
    ※中級ではいろいろな読みが大切です。各課のテーマに合わせてさまざまな種類の読み物に触れるようにしてください。